松浦浩之のオフィシャルサイト HIROYUKI MATSUURA.COMが今年からオープンしています。
松浦浩之が自ら運営しているオフィシャルサイトです。これまでの作品を網羅したARCHIVEは、年代別に作品画像が掲載されているので、作家の制作活動の変遷を見ることができます。また、DIARYでは、作家とマネージメント担当の石井さんが、制作活動を逐一レポートしています。最新作を見たい!という方は、弊社のホームページと合わせて、HIROYUKI MATSUURA.COMをご確認ください。弊社スタッフも、楽しみながら拝見させていただいております。
URL:http://hiroyukimatsuura.com/
2009年3月30日月曜日
2009年3月28日土曜日
『亚洲崛起的艺术新聚落 BEIJING 798 Art Zone』(台北南方家园出版社)でBTAPが紹介されています。
台北南方家园出版社(Homeward Publishing)より発行されている『亚洲崛起的艺术新聚落 BEIJING 798 Art Zone』で、BTAPが紹介されています。
798に最初に進出した画廊として紹介され、ディレクターの田畑のコメントも掲載されています。少し中身をご紹介すると・・・・
ちら、ちらっと・・・・・。あまり内容を多くご紹介できませんが、もし書店で見かけた際は、是非ご閲覧くださいませ。
2009年3月26日木曜日
昨日より吉田暁子個展『視/夜(しや)_意義黎明』を開催しております。
3月25日(水)より、東京画廊+BTAPでは吉田暁子個展『視/夜(しや)意義黎明』が開催されています。本日は作家・作品紹介しながら、初日に行われたオープニングの様子をレポートいたします。
吉田暁子は日本の伝統的な素材から現代の日常にありふれた素材までも使いこなして、色鮮やかな空間を構築する作家です。多摩美術大学大学院終了後、国内にとどまらずニューヨーク・インド・中国などで制作活動を続け、日本美術の独自性を粘り強く探求してきました。東京画廊+BTAPでの3度目の個展となる本展では、新たに古民具などを加え、さまざまな質感や色彩に溢れた、総合的な芸術表現を追求します。
展覧会初日は雨の降る寒空の中、たくさんの方が会場に駆けつけてくださいました。美術関係者やアーティストの方にも多くお越しいただき、賑やかなオープニングとなりました。
吉田暁子は日本の伝統的な素材から現代の日常にありふれた素材までも使いこなして、色鮮やかな空間を構築する作家です。多摩美術大学大学院終了後、国内にとどまらずニューヨーク・インド・中国などで制作活動を続け、日本美術の独自性を粘り強く探求してきました。東京画廊+BTAPでの3度目の個展となる本展では、新たに古民具などを加え、さまざまな質感や色彩に溢れた、総合的な芸術表現を追求します。
今回は横幅2メーター以上もある平面作品や、明治時代に作られた屏風に吉田が筆を入れたコラボレーション作品など、サイズ・形式ともに非常に幅広いです。展示スペースを大胆に使用した展覧会ですが、ひとつひとつの作品を見ると、描こうとするイメージ・空間の構造を、あらゆる素材用いて、繊細に何層にも重ねて立体的に立ち上げていることがわかります。
展覧会初日は雨の降る寒空の中、たくさんの方が会場に駆けつけてくださいました。美術関係者やアーティストの方にも多くお越しいただき、賑やかなオープニングとなりました。
本展は4月18日(土)まで開催されています。なお、4月11時(土)17時より、吉田暁子と美術評論家のジャックリーヌ・ベルントのトークショーの開催を予定しております。お時間ございましたら、是非ご参加くださいませ。
吉田暁子(作家)×ジャックりーヌベルント(美術評論家)
対談「コンテンポラリー・日本、批評のリアリティーについての雑談」
日時:4月11日(土)17:00~
場所:東京画廊+BTAP|東京
参加:無料
また、作家のオフィシャルホームページもございますので、ご興味のある方は、弊社ホームページと合わせて是非ご覧ください。
2009年3月24日火曜日
上野の森美術館で開催されているVOCA展に、渡邊陽平が出品しています。
現在、渡邊陽平が上野の森美術館で開催されている「VOCA展2009」に出品しています。VOCA展とは1994年以来毎年開催されている展覧会で、全国の美術館学芸員、ジャーナリスト、研究者が推薦した若手作家の新作を多数展示しています。
同展はカメラ撮影ができないため、展示会場の風景写真などはご用意できませんでした。しかし、会場で渡邊の作品に一目惚れされた方のために、2点ほど作品を紹介したいと思います。VOCA展で展示されていた「坂 [3]」には3連作であり、「坂 [1]」、「坂 [2]」という作品もございますので、以下ご紹介します。
こちらが「坂 [1]」です。本作の設置方法は特異で、少し傾けた状態で壁に掛けます。また作品が結構な大画面であることから、斜めにすると坂の勾配がますます強調されているような印象を受けるのです。
こちらが「坂[2]」です。画面を支配する白の空間は、渡邊作品の大きな特徴です。白い部分は、油絵具を丁寧に磨きこんだ独特な質感に仕上がっています。この白の表現が、描かれたイメージをより際立たせ、それらの存在を確かなものにすると同時に、それを配する色彩が鮮やかな発色を見せます。
2009年3月17日火曜日
2009年3月12日木曜日
BTAP(北京)|Yuan & Xi Jian Jun個展『AIRCRAFT CARRIER PROJECT』開催中です。
BTAP(北京)では現在Yuan & Xi Jian Jun(蔡元&奚建军)の個展「AIRCRAFT CARRIER PROJECT」(会期:2009年2月28日~4月12日)が開催されています。今回はオープニング・レセプションの様子をレポートいたします。
世界各地でパフォーマンスを行ってきた2人組アーティスト、Yuan & Xi Jian Junは1999年から活動を開始。1999年、ロンドンのテートモダンに展示されているTracy Eminの作品「My BEd」の上で激しく飛び跳ねる、「カンフー」のパフォーマンスを行い、イギリスのメディアから大きな注目を集めます。上海ビエンナーレ(2000年)ではキュレーターのHou Hanryuを誘拐するパフォーマンスで、同展内の話題をさらいました。今年で結成10年目を迎えます。年に5~6回ほど展覧会を行うバイタリティ溢れる作家で、実は2人ともイギリス国籍を持ちます。
本展では実寸の1/50に縮小して複製された空母を用いた新たなパフォーマンスを発表しました。作家は空母を国家経済・国家権力の象徴として捉えます。21世紀に入って急速に進むグローバル化と、それらに付随して絶えず行われる権力争いに対して、批判的・懐疑的な姿勢でパフォーマンスに挑みました。
本展では実寸の1/50に縮小して複製された空母を用いた新たなパフォーマンスを発表しました。作家は空母を国家経済・国家権力の象徴として捉えます。21世紀に入って急速に進むグローバル化と、それらに付随して絶えず行われる権力争いに対して、批判的・懐疑的な姿勢でパフォーマンスに挑みました。
PM2:40、オープニングを20分後に控え、緊張するアーティスト2人です。実はCai(右)の制服はサイズを間違えて注文したため、ピチピチ。血流が止まるほどの小さい制服は、緊張に追い打ちをかけます。3月の北京は極寒であるにもかかわらず、ロングTシャツ1枚とジャケットという軽装の2人。オープニングに向けて意気込む2人は、寒さを一切感じさせません。
PM2:50オープニング10分前。3名の写真家による作品撮影が行われました。上の画像はそのうちのベストショットです。薄暗い会場内に突如と浮かび上がる体長6mほどの空母。分解できない為、展示スペースの入り口を壊して搬入されました。大きさのみならず重量も非常に多いので、20名がかり(全員男性)で設置されました。この展覧会のために深さ50cmほどの池をスペース内に造り、さらに2階には展望台が設営されました。
PM3:00、展覧会と同時に大勢の来場者が流れ込み、場内は大混雑です。
入口、入ってすぐのBTAPショップにて、本展のエディションワーク「World Map」を販売しました。世界地図の中の大陸を国ごとに解体し、各国が球体の中で浮遊するように描かれた作品です。このエディション作品のもととなった作品が、会場内には展示されていました。
薄暗い会場内で観客は池を取り囲み、物珍しそうに空母を眺めていました。子供たちが池に手を入れたり柵に立ったりするので、スタッフは事故が起きないよう始終目を離さず観客を監視します。
作家の周りには、個展オープンに祝福の言葉をかける方や、作品について質問している方などで、常に人だかりができていました。本展にはオーストラリア大使館の方にもご来場いただきました。
作家の周りには、個展オープンに祝福の言葉をかける方や、作品について質問している方などで、常に人だかりができていました。本展にはオーストラリア大使館の方にもご来場いただきました。
2階には4台のテレビが並置され、戦闘機が滑走路へと着陸(もしくは離陸)する映像が流れていました。
そして、7段ほどの階段を上ると、会場風景を一望できる展望台へとたどり着きます。プロジェクターで投影された「All my life watching America」が水面上に浮かび上がっていました。
PM4:05
音楽が大音量で流れ出し会場が一瞬静まり返りますが、「何が起こるのか!?」「何が始まるのか!?」と期待する来場者で、会場がざわつき始めます。
そしてパフォーマンスが開始。アーティスト2人は、落ち着いた表情で歩き出し、池に入り、無言のまま落ち着いた表情で空母に近づいていきました。
そして、2人はこれから戦場へと旅立つかのような憂いの表情で1点を見つめ,観客に向かって敬礼。台詞を吐くわけでもなく、また観客への直接的なアプローチをするわけでもなく、二人は終始無言・無音のままパフォーマンスを行いました。どこか遠くを見るような恍惚とした表情からは、鑑賞者に何かを訴えかけているようには見えませんが、独自の世界を演じきる徹底したパフォーマンスは、見る者に強い印象を与えます。
入水により体も冷えきっているはずなのですが、作家二人は高陽した表情で静かに水から上がり、会場を立ち去って行きました。パフォーマンス後の作家は安堵の表情を浮かべてました。
2009年3月8日日曜日
PULSE New York
PULSE New Yorkに参加しました。
PULSE New York
2009年3月5日~8日(ブース# G-05)
東京画廊+BTAPが参加するPULSEは現代美術に特化したアートフェアで、会場はハドソン川沿いのPier40。若手作家、若手ギャラリーの出展が目立ちます。今年は26カ国から101画廊が参加したとのことです。東京画廊+BTAPは1950年オープンの老舗ではありますが、常に新しい現代美術を紹介していこうという画廊の姿勢は、若かりしフォンタナ、ポロックの作品を日本に紹介した頃から変わっていません。今回は金田勝一、西澤千晴、松浦浩之、北川宏人、吉田茂規、古家万、宮沢男爵、古林希望の新作を中心に展示しました。
東京画廊+BTAP一行は大雪直後の3月2日にNY入り。到着した日も雪が舞い、というか軽くブリザード状態で、国内線はキャンセルが相次いだという話も聞きました。荷物がかなり多かったので、無事に直接NY入りできて一安心です。 設置中は、工具を入れた荷物が届かない、会場の電気が切れていてブースが暗すぎる、搬入口に車をつけてはダメと言われ延々と手運びさせられる、注文したのに土壇場で「机がない」と言われる、肝心な時にインターネットがつながらない、あると言われた展示台がない・・・などなど、海外のアートフェアでは見舞われがちなトラブルが多発しましたが無事乗り越え、初日朝9時のオープン時から大変多くの方々に作品を見ていただくことができました。
NYは「不景気」、「暗い」、「どん底」と聞いていましたが、フェアの会場に来てくださるお客様の数は連日大変多く、全体的にとても活気があります。また作家や作品についてのご質問やご感想をいただくことも多いので、お客様との会話が絶え間なく続きます。不景気の中でもアートを積極的に楽しんでいこうという前向きな方ばかりで、アートは楽しいものなんだということを改めて実感でき、とても元気が出ました。さすがNYという感じでしょうか。(デジカメのデータが飛んでしまい、きちんと写っている写真が少なく申し訳ありません。)
松浦さんの作品はどこへ行っても大人気です。作品を見た人皆さん満面の笑顔です。
自分が気に入った作品の前に座り込んで作品鑑賞。未来のコレクターさんとの会話も弾みました。
家族連れでいらっしゃるお客様も大変多かったです。松浦さん、金田さんの作品見て思わず「Wowww!!!」と興奮して作品にくぎ付けになる小さいお子さんが多数いらっしゃいました。今回作品を買ってくださった一番若いお客様は11歳のニューヨーカーでした。
宮澤さん、古林さんの作品に吸い寄せられるように見てくださる方もたくさんいらっしゃいました。
遠く日本、韓国、中国、台湾、香港などからフェアのために来てくださったお客様も多かったです。ご来場くださった皆様、どうもありがとうございました。今後も多くの方々に楽しんでいただけるよう、アーティストの皆さんと一緒に頑張ってまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします!
PULSE New York
2009年3月5日~8日(ブース# G-05)
東京画廊+BTAPが参加するPULSEは現代美術に特化したアートフェアで、会場はハドソン川沿いのPier40。若手作家、若手ギャラリーの出展が目立ちます。今年は26カ国から101画廊が参加したとのことです。東京画廊+BTAPは1950年オープンの老舗ではありますが、常に新しい現代美術を紹介していこうという画廊の姿勢は、若かりしフォンタナ、ポロックの作品を日本に紹介した頃から変わっていません。今回は金田勝一、西澤千晴、松浦浩之、北川宏人、吉田茂規、古家万、宮沢男爵、古林希望の新作を中心に展示しました。
東京画廊+BTAP一行は大雪直後の3月2日にNY入り。到着した日も雪が舞い、というか軽くブリザード状態で、国内線はキャンセルが相次いだという話も聞きました。荷物がかなり多かったので、無事に直接NY入りできて一安心です。 設置中は、工具を入れた荷物が届かない、会場の電気が切れていてブースが暗すぎる、搬入口に車をつけてはダメと言われ延々と手運びさせられる、注文したのに土壇場で「机がない」と言われる、肝心な時にインターネットがつながらない、あると言われた展示台がない・・・などなど、海外のアートフェアでは見舞われがちなトラブルが多発しましたが無事乗り越え、初日朝9時のオープン時から大変多くの方々に作品を見ていただくことができました。
NYは「不景気」、「暗い」、「どん底」と聞いていましたが、フェアの会場に来てくださるお客様の数は連日大変多く、全体的にとても活気があります。また作家や作品についてのご質問やご感想をいただくことも多いので、お客様との会話が絶え間なく続きます。不景気の中でもアートを積極的に楽しんでいこうという前向きな方ばかりで、アートは楽しいものなんだということを改めて実感でき、とても元気が出ました。さすがNYという感じでしょうか。(デジカメのデータが飛んでしまい、きちんと写っている写真が少なく申し訳ありません。)
松浦さんの作品はどこへ行っても大人気です。作品を見た人皆さん満面の笑顔です。
自分が気に入った作品の前に座り込んで作品鑑賞。未来のコレクターさんとの会話も弾みました。
家族連れでいらっしゃるお客様も大変多かったです。松浦さん、金田さんの作品見て思わず「Wowww!!!」と興奮して作品にくぎ付けになる小さいお子さんが多数いらっしゃいました。今回作品を買ってくださった一番若いお客様は11歳のニューヨーカーでした。
宮澤さん、古林さんの作品に吸い寄せられるように見てくださる方もたくさんいらっしゃいました。
遠く日本、韓国、中国、台湾、香港などからフェアのために来てくださったお客様も多かったです。ご来場くださった皆様、どうもありがとうございました。今後も多くの方々に楽しんでいただけるよう、アーティストの皆さんと一緒に頑張ってまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします!
2009年3月3日火曜日
大岩オスカール|アトリエ訪問
5月16日から北京のBTAPで開催される大岩オスカール個展『Asian Kitchen』の打ち合わせのため、ニューヨークのロングアイランドにある大岩さんのアトリエを訪れました。
大岩さんのアトリエは、作家のアトリエが数多く集まるビルの中にあります。油絵の具の香り漂う広々としたアトリエはとても整頓されていました。外はマイナス7度という寒さでしたが、アトリエの中は暖房が暑いくらいきいており、とても素晴らしいな制作環境です。同じビルにはたくさんのアーティストがアトリエを構え、キュレーターやコレクターによるアトリエ訪問ツアーなども頻繁に行われるそうです。
↑ 大岩さんとBTAPディレクターの田畑。
↑ 「Asian Kitchen」展に出品される作品の中で一番大きな『Ghosts』です。横幅555cmもある大作です。黒い動物のように見える物体は、アメリカであり、中国であり、ロシアであり、色々な国の形をしています。
↑ 中国本土では初めての展覧会ということもあり、より多くの大岩作品見ていただくため、新作絵画だけでなく、版画やドローイング、立体作品なども展示することになりました。
↑ 画材も見せていただきました。大岩さんの作品は、この3本の筆のみですべて描かれているとのことです。
大岩さんのアトリエは、作家のアトリエが数多く集まるビルの中にあります。油絵の具の香り漂う広々としたアトリエはとても整頓されていました。外はマイナス7度という寒さでしたが、アトリエの中は暖房が暑いくらいきいており、とても素晴らしいな制作環境です。同じビルにはたくさんのアーティストがアトリエを構え、キュレーターやコレクターによるアトリエ訪問ツアーなども頻繁に行われるそうです。
↑ 大岩さんとBTAPディレクターの田畑。
↑ 「Asian Kitchen」展に出品される作品の中で一番大きな『Ghosts』です。横幅555cmもある大作です。黒い動物のように見える物体は、アメリカであり、中国であり、ロシアであり、色々な国の形をしています。
↑ 中国本土では初めての展覧会ということもあり、より多くの大岩作品見ていただくため、新作絵画だけでなく、版画やドローイング、立体作品なども展示することになりました。
↑ 画材も見せていただきました。大岩さんの作品は、この3本の筆のみですべて描かれているとのことです。
5月16日のオープニングでは、ブラジルらしい楽しいイベントを開催したいという話にもなり、色々と構想中です。
詳細が決まり次第、ウェブサイト等でもお知らせしていきますので、ご期待ください!
詳細が決まり次第、ウェブサイト等でもお知らせしていきますので、ご期待ください!
登録:
投稿 (Atom)