明日17時より、吉田暁子個展『視/夜(しや)_意義黎明』の関連イベントとして、吉田暁子とジャクリーヌ・ベルント(美術評論)によるトークショーを開催いたします。
本日トークショーに向けての打ち合わせを行いました。日本画や日本独自の芸術性に強固なアイディアを持つ吉田と、芸術社会学を専門とする美術評論家ベルント氏が、絵画、日本画、日本美をテーマに、討議を行う予定です。今日は、事前ミーティングだというのに、両者の議論は白熱し、本番さながらのヒートアップを見せていただきました。ベルント氏は、今期より京都精華大学マンガ学部教授に就任。日本のマンガやサブカルチャーだけではなく、日本の歴史や社会全体に精通している研究者で、日本の現代美術に対して、非常に理論的で明快な意見を述べられます。
皆様お誘い合わせのうえ、是非お越しくださいませ!
【イベント情報】
対談テーマ:「コンテンポラリー・日本、批評のリアリティについて」
出演:吉田暁子(作家)、ジャクリーヌ・ベルント(京都精華大学マンガ学部教授)
日時:2009年4月11日(土)|17:00~
場所:東京画廊+BTAP|東京
■吉田暁子
1970年、名古屋生まれ。1996年、多摩美術大学大学院修了。大学在学中、日本画の画壇、創画会(1994年)に入選を果たし、この年、唯一学生での入選画家として注目を浴びる。いくつかの賞入選を果たした後、卒業後は現代美術にその発表の場を移し、2001年、ロックフェラー財団のACC奨学金で渡米し、続いて2005年には文化庁海外芸術家派遣による奨学金を授与する。以降ニューヨークと日本を行き来し、作品制作・発表を行いつつ、2005年にはインドトリエンナーレに日本代表として出品、2006年に北京で中国人作家・日本人作家のグループ展のキュレーションを手がけるなど、国内外で作家活動を続けている。
■ジャクリーヌ・ベルント
1963年ドイツ・イエナ生まれ。1982~1990年ベルリン・フンボルト大学在籍(ジャパノロジー・美学/芸術学専攻)。1991年ベルリン・フンボルト大学から美学博士号取得。1991年4月以来、日本在住。1995年~2001年立命館大学産業社会学部助教授(芸術社会論担当)。2001年4月~横浜国立大学教育人間科学部助教授(メディア研究講座)。2005年前期ドイツ・ライプチッヒ大学日本学科でのドイツ学術交流会による客員教授。現在は京都精華大学マンガ学部で教授を務める。専門は芸術学、マンガなどの美学と比較文化論。
主な著書:『マン美研 マンガの美/学的な次元への接近』 醍醐書房 (2002年)『マンガの国ニッポンー日本の大衆文化・視覚文化の可能性』 佐藤和夫・水野邦彦訳 花伝社 (2007)
2009年4月10日金曜日
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