10月2日からVancouver Art Gallery(カナダ・バンクーバー)で開催される「NEXT: A Series of Artist Projects from the Pacific Rim」において、宋冬の「物尽其用/Waste Not」が展示されます。10月1日はプレビューということで、その前日となる今日、宋冬さんとお姉さんは最後の設置追い込み中です。
美術館の正面。作品写真入りの大きなバナーが存在感たっぷりです。
2005年に北京のBTAPで展示されて以降、韓国・光州、ドイツ・ベルリン、イギリス・ウォルソー、アメリカ・ニューヨークに引き続き、6回目の展示となります。ここバンクーバーの展示は、当初は3人のグループ展として企画されていましたが、いつの間にか個展になっていました。新しい壁も特別に設置し、美術館の半分ほどのスペース全体を使っての大規模なインスタレーションです。壁に仕切られる形での展示は初めてで、試行錯誤しながらではありましたが、かなり面白い展示になりました。
最終調整中の宋冬さんとお姉さん。
棒を使って位置を微調整する宋冬さん。おびただしい展示物の全てにこだわり、それが大きな作品全体に迫力と美しさをもたらします。
プレスの方々を前に、展示物の説明をする宋冬さん。展示されているものの数は膨大ですが、ひとつひとつに家族の思い出のストーリーが詰まっています。宋冬さんの家族の歴史そのものなのです。
「物尽其用/Waste Not」は毎回違う表情を見せてくれますので、今まで作品をご覧になったことのある方も、カナダ方面へ行かれるご予定のある方は、ぜひお立ち寄りください。
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