2010年12月4日土曜日

12/4(土)60周年記念小品展『ミクロサロン60』"micro salon60"
4日のオープニング当日は17時から、レセプションが開催されました。


『ミクロサロン』は、1961年12月に東京画廊で開催された、展覧会の
タイトルです。21名のアーティストに制作を依頼した小サイズの作品を、
画廊の壁面いっぱいに展示した展覧会でした。

60周年を迎えることから今回「60」という数字をタイトルに付けました。
東京画廊+BTAPを支えて下さっている、アーティストたちの協力のもと、
50年ぶりに復活させることとなりました企画です。

【出品作家】

東亭順、荒木省三、狗巻賢二、大岩オスカール、大巻伸嗣、岡本信治郎、

桂ゆき、栗原一成、呉強、小清水漸、蔡國強、蔡錦、斎藤義重、佐々木卓也、

沈文燮、菅木志雄、杉山功、鈴木伸吾、関根伸夫、宋冬、金田勝一、北川宏人、

金昌永、久野真、栗原一成、小清水漸、古林希望、こんどうひさし、平良美樹、

高橋淑人、高松次郎、瀧本光圀、豊福知徳、中野北溟、西澤千晴、朴栖甫、

林武史、比田井南谷、福岡道雄、古家万、松井紫朗、松浦浩之、宮澤男爵、

安井曽太郎、山口理一、山田彩加、矢柳剛、袁順、よしだぎょうこ、吉田茂規、

ラメシュ・ダハ、李禹煥、渡邊陽平、王舒野


本展では各作家に制作を依頼した小作品を展示する他、1961年のミクロ
サロン展の写真や、過去の展覧会カタログも並行して展示しております。

オープニングには多くの方にご来廊いただき、大盛況に終わりました。
お越しくださった皆様、どうもありがとうございます。


60周年記念カタログも発刊し、当日初のお披露目となりました。

こちらのウェブサイトからもお求めいただけます。ぜひお手にとってご覧ください。

http://shop.toazo.com/tokyogallery/products/detail.php?product_id=2271

2010年11月4日木曜日

11/4(木)王舒野(ワン・シュウイエ)個展『時空裸視 実験2010』トークショー&オー

4日オープニング当日、17時~美術評論家の峯村敏明さんをお招きして作家とのトーク
ショーを開催しました。


哲学的なお話だったため、皆様真剣な面持ちで話に聞き入っていました。


途中、岡本信治郎先生にもトークに加わっていただき、話を盛り上げて頂きました。

その後のレセプションにも数多くの方にお越し頂き、エレーベータ前まで人が溢れる
ほど大盛況に終わりました。


ご来廊くださった皆様、どうもありがとうございました。

[作家情報]
東京画廊+BTAPでは初めての個展となる本展では、120号から10号の新作油彩画、
計17点を発表しています。作家は1963年中国黒龍江省生まれ、1989年に北京工芸
美術院(現・清華大学美術学院)を卒業。1990年に来日後、活動の拠点を日本へと
移します。2001年の展覧会を皮切りに作品を発表し、2009年には池田20世紀美術
館で回顧展を開催しています。

「モチーフが何か具体的な対象を表すということはそれほど重要ではない。」
という作家の作品は、詩性・精神性を帯びた超越的な視覚空間を創造し、観る者を
永遠の世界へと誘います。

本展は11月27日(土)まで開催していますので、お時間ございましたら是非お立寄
ください。

2010年10月4日月曜日

10月6日(水)金田勝一展オープニング&トークショーのお知らせ

東京では2006年以来、久々となる金田勝一展ですが、いよいよ明後日から展覧会が始まります。

オープニング当日、17時からは豊田市美術館チーフキュレーターの天野一夫さんをお迎えして、金田さんとのトークショーを開催いたします。テーマは「絵・画について」。トークに引き続き、18時~20時は作家さんを囲んでのオープニングレセプションを開催いたしますので、ぜひともご来廊ください!

対談:金田勝一×天野一夫「絵・画について」

金田勝一個展「メイドオブプラスチック」展の初日に開催した対談「絵・画について」の様子をアップしました。

1時間以上に渡り、金田勝一氏と天野一夫氏(豊田市美術館チーフキュレーター)が展示作品を通じて「絵画」について語ります。





























東京画廊+BTAP のYou Tube チャンネルも併せてご覧下さい!
http://www.youtube.com/user/tokyogallery2010

2010年10月1日金曜日

宋冬「物尽其用」@バンクーバー設置中

10月2日からVancouver Art Gallery(カナダ・バンクーバー)で開催される「NEXT: A Series of Artist Projects from the Pacific Rim」において、宋冬の「物尽其用/Waste Not」が展示されます。10月1日はプレビューということで、その前日となる今日、宋冬さんとお姉さんは最後の設置追い込み中です。


美術館の正面。作品写真入りの大きなバナーが存在感たっぷりです。


2005年に北京のBTAPで展示されて以降、韓国・光州、ドイツ・ベルリン、イギリス・ウォルソー、アメリカ・ニューヨークに引き続き、6回目の展示となります。ここバンクーバーの展示は、当初は3人のグループ展として企画されていましたが、いつの間にか個展になっていました。新しい壁も特別に設置し、美術館の半分ほどのスペース全体を使っての大規模なインスタレーションです。壁に仕切られる形での展示は初めてで、試行錯誤しながらではありましたが、かなり面白い展示になりました。
最終調整中の宋冬さんとお姉さん。

棒を使って位置を微調整する宋冬さん。おびただしい展示物の全てにこだわり、それが大きな作品全体に迫力と美しさをもたらします。

プレスの方々を前に、展示物の説明をする宋冬さん。展示されているものの数は膨大ですが、ひとつひとつに家族の思い出のストーリーが詰まっています。宋冬さんの家族の歴史そのものなのです。
「物尽其用/Waste Not」は毎回違う表情を見せてくれますので、今まで作品をご覧になったことのある方も、カナダ方面へ行かれるご予定のある方は、ぜひお立ち寄りください。

2010年9月30日木曜日

BTAPお休みのお知らせ

BTAPは10/1(日)~10/7(木)の間、国慶節のためお休みとさせていただきます。
BTAP will be closed for China National Day holidays Oct.1(Sun)-Oct. 7(Thu).
BTAP将于10/1(日)~10/7(四)国庆节放假。


お休み明けは、引き続き10月31日(日)まで、JUNKO KOSHINO + GO YAYANAGI「越境/Genre Crossing」展を開催しております。

2010年9月27日月曜日

60周年カタログについて

9月25日(土)をもちまして、松浦浩之展終了しました。お越しくださったたくさんの皆様、どうもありがとうございます。

次回は、10月6日から金田勝一個展「メイドオブプラスチック」となります。オープニング当日、17:00からは豊田市美術館チーフキュレーターの天野一夫さんをお迎えし、金田さんとのトークショー、18:00-20:00は作家さんを囲んでのオープニングレセプションを開催いたしますので、こちらもどうぞご期待ください。

さて、東京画廊+BTAP60周年記念カタログの制作も佳境を迎えております。1951年から2010年に開催した全展覧会の情報(出展作家、日付、評論文執筆者&題名、展示写真、カタログ写真)が中心になります。展覧会数は500を超えるので、掲載写真は小さくなってしまいますが、それでも展覧会当時の雰囲気は十分に伝わるかと思います。

レイアウトはだいぶ変わる予定ですが、現段階でこんな感じです。


ただ、それが何百ページも続くと目が疲れてしまうということで、10年ごとにいくつかテーマを抽出し、テーマ別の特集ページをはさむ予定です。前半の内容はこのような感じを予定しております。

【1950年代】
・『第一回斎藤義重展』

【1960年代】
・1960年代の日本の現代美術
・ヨーロッパの現代美術
・『4人の作曲家展』
・長岡現代美術館賞
・『Tricks and Vision展(盗まれた眼)』

【1970年代】
・『ヒューマンドキュメンツ70』
・『特別展アジアシリーズ』
・『5つのヒンセク<白>韓国五人の作家展』
・もの派

いかがでしょうか。

80年代以降については、また改めて。


かなり大きなテーマばかりですが、東京画廊の過去の展覧会写真や過去に執筆していただいた論文が中心になる予定です。貴重な論文も再収録し、英訳も付ける予定です。読み物としても楽しんでいただけるものになるよう、また美術史の貴重な資料となれるよう、スタッフ一同がんばって準備していますので、カタログが完成した際には、ぜひお手に取ってご覧ください。12月4日の60周年記念展のオープニング当日には完成しているはずですので、どうぞよろしくお願いいたします。

2010年9月23日木曜日

東京フォト2010

かなり久々となってしまいました。60周年のカタログ編集で、スタッフ一同、資料の山に埋もれてしまっています。。。しかし、それも少しずつ形になってきており、心の余裕も出てきました。あとは、12月4日の60周年記念展のオープニングに間に合うかどうか。引き続き、がんばってまいります。

さて、東京画廊+BTAPは、第二回目となる東京フォト2010に出展いたしました。昨年に引き続いての出展です。会場は六本木ヒルズ40階のアカデミーヒルズで、昨年の展示ホールとは違う雰囲気の展示となりました。東京画廊+BTAPのブースでは、NYを拠点に作品を制作している吉田茂規さん、イラン出身でベルリンを中心に作品を発表しているラハ・ラスティファードさん、同じくイラン出身でテヘランを中心に活動しているヌーシャ・タヴァコリアンさんの3作家さんの作品を展示しました。

吉田茂規さんは、2008年の個展で発表した「Identical Light」シリーズから6作品を展示しています。「写真は目に見えないものもとらえることができるのではないか」という発想から、光を撮っている作品です。光とは、実態のないものであり、何かに反射することによって始めて認識されるものですが、本シリーズでは、その光そのものが主役となります。活動の拠点としているNYでの毎日の生活の中で目にする建物や道に反射する、目には入ってくるが目に留まらない光を8x10のカメラで捉えています。作品の中の光が見る人の記憶に触れ、その人の心の中で何か形作ることを願いながら制作しています。シャッターを押す際は、ファインダーを覗いて撮るのではなく、胸のところに構えて撮影しています。作品に表れている優しい光は、ファインダーを通して見えたものを切り取っているのではないからこそかもしれません。


テヘラン在住のヌーシャ・タヴァコリアンさんは1981年生まれ。独学で写真を学んだ後、フォト・ジャーナリストとしてイランの現状を捉えた作品を多く発表し、国際的にも評価の高い作家さんです。今回展示しているのは「The Day I Became a Woman」シリーズから3作品。イランでは、女性は9歳になると一人前の女性として扱われるようになるそうで、Jashne Taklifという成人式のようなセレモニーが学校などでも行われるそうです。これをきっかけに、正式ににムスリム女性となり、毎日お祈りをし、チャドルをかぶり、男性と手をつなぐことを慎まなければならなくなります。作品には、この「イベント」にワクワクし、友達とはしゃぐ9歳の女の子が写っています。初めてのお祈り、初めてのチャドル、その姿をビデオカメラで撮るお母さんたち、どの写真からも、この日を祝福しているほほえましい様子が伝わってきます。しかし、それは同時に彼女たちが将来向き合うであろう、イラン女性が抱える問題も喚起させます。イランという国に対しては色々なイメージをお持ちだと思います。しかし、ペルシア時代からの長く豊かな文化的背景を持つイランという国を愛し、その姿を撮り続けている作家さんならではの視点で撮られた作品からは、現実に絶望したり、批判するような攻撃的な姿勢は見られないことは印象的だと思います。


ベルリンを拠点に制作活動を続けているラハ・ラスティファードさん。今回は「I & …」シリーズから2作品を展示しています。作品では、作家自身と彼女が影響を受けている人物(主にイランやヨーロッパの女性文学者)が重なり合っています。女性であること、豊かな歴史と遺産を受け継ぐイラン人であること、ヨーロッパに住んでいること、イスラム教徒であること。。。グローバルな現代美術という手法を通して、自分自身について、そして自身のルーツを問いながら、作品を制作しています。イスラムの世界で発達したのは抽象的、装飾的な美術表現ですが、西洋的な女性の肖像画を思い起こさせるようなその画面の構成は、イランで生まれながらも西洋文化の中で生活することを選んだ作家さんそのものと言えるかもしれません。外から見るイランと内から見るイランの関係性は他の国とはかなり異なると思いますが、またそれが多くのニュースとして報道されているのだと思いますが、作家さん自身が持つ内(影響を受けた人物)と外(アーティストとしての自分自身)の関係性とリンクするような印象もあり、とても興味深い作品です。

ご来場くださった皆様、どうもありがとうございました。

2010年5月20日木曜日

The Stalking of Absence (vis-a-vis Iran)展 オープニングトークショー

オープニングの日に開催された、本展キュレーターのシャヒーン・メラリさんと中原祐介さんによるトークショーの模様です。
















































当日は、大変多くの方にご来場いただき、質疑応答もかなり活発で、かなり盛り上がりました。
会場が狭く、ご不便をおかけしてしまいましたが、ご来廊くださった皆様、本当にどうもありがとうございました。

2010年5月10日月曜日

釜山市立美術館で開催中の「中国と日本の現代美術」展|菅木志雄と栗原一成が出品中です。

釜山市立美術館で開催中の「中国と日本の現代美術」展に、菅木志雄と栗原一成が出品しております。



出品作家は、日本から堀浩哉、北山善夫、真島直子、菅木志雄、栗原一成の5名、中国からDATONG Dazhang, WANG Luyan, LU Qing, WANG Guofeung, JIN Shiの5名がそれぞれ参加しています。






菅先生の新作は「一斗缶」600個(水入り=598個+砂入り=2個)を円形(直径850cm)に並べた作品『水体地化』です。水を入れる作業は10時間ぶっ続けで大変だったとのこと。








栗原一成は近年制作したペインティングを展示し、新作も発表しています。






釜山にお越しの際は、是非お立ち寄りください。

Photo: Tsuyoshi Satoh

2010年5月1日土曜日

東京画廊+BTAPはArt Beijing 2010に出展しています。

東京画廊+BTAPはArt Beijing 2010に出展しています。蔡国強大岩オスカール岡本信治郎松浦浩之鈴木弘之宮澤男爵の作品をそれぞれ展示しております。北京にいらっしゃる方は、是非お立ち寄りください。




















2010年4月9日金曜日

東京画廊+BTAPはアートフェア東京2010に出展いたしました。

東京画廊+BTAPはアートフェア東京2010に出展いたしました。


東京画廊+BTAPは今年も、有楽町国際フォーラムで開催されましたアートフェア東京2010に出展いたしました。今回は新たな試みとして、金田勝一の平面作品・立体作品のみを展示する、個展形式でブースを構成しました。




金田勝一はサメの彫刻で近年注目を浴びていますが、もともとは大学で絵画を専攻していた作家です。制作を始めた順番としては、平面が最初であり、ペインティングは同作家の創造活動の原点と言えます。




車のボディの光沢感に魅了されたと言う金田は、その物質感を追求すべく、キャンバスの下地としてFRPを使用します。さらに実際のF1車に使用されるデカールや、ウレタン塗料を塗布し、その材質を極限まで顕現させるのです。



120号の大作品を2点並べたブースは、メタリックな素材感が空間を支配していました。国内では通常、立体作品のみを展示するケースが多いのですが、今回は金田の制作のコンセプトを多くのお客様にお見せできる、貴重な機会となりました。

初日のオープニングには、作家本人に会場までお越しいただきました。



また、奥さまとお二人のお子さんにもご参加いただきました。




ご来場いただきましたお客様、どうもありがとうございました。金田勝一は2010年の10月に、弊廊にて個展を行う予定です。展覧会の日程が語りましたら、またこのブログにご紹介させていただきます。

2010年3月11日木曜日

PULSE NY 2010に参加いたしました。

東京画廊+BTAPは、PULSE NY2010に出展いたしました。


今年は北川宏人、西澤千春、平良美樹、松浦浩之、宮澤男爵、山口理一、吉田茂規の作品を展示しております。


今回は初の出品となる若手作家、平良美樹の立体作品『雉になった娘』です。書道を専攻していた同作家は、麻の布に日本の昔話を書き、その布を用いて物語中の主人公を立体に立ち上げます。昔話という全世界共通の言語を通して制作された作品は、どの鑑賞者にとっても馴染み易い内容であり、夢中になって物語を読む方もいらっしゃいました。
また、同作家の小立体は、会期中絶大な人気を有していました。


右はもう一人の若手作家、宮澤男爵です。肉眼では確認できないほどの薄いドローイングにもかかわらず、あれよあれよという間に人々を寄せ付けます。弊廊は3月20日より宮澤男爵個展『宙吊り/in mid air』を開催いたしますので、銀座にお越しの際は是非お立ち寄りください。
そして左はメンディングテープを使うペインティング技法が特徴的な西澤千春です。日本の親父と女の子を無数に描き、混沌たる日本社会を皮肉を交えたユーモアで表します。欧米の方にとっては、迷彩服を着ている親父よりも鮮やかな色彩と細やかな描写が印象的だったようです。


そして写真作家の吉田茂規さんと山口理一さんです。ニューヨークで活動をなさっている吉田さんは、何度か会場に駆けつけてくださいました。写真という同じメディアを使って、全く違う世界観を提示する両作家の作品は、その対照性故にブース内でも引き立って見えました。



北川宏人さんのテラコッタ彫刻、そして松浦浩之さんのペインティング作品です。台湾で個展を開催するなど、その活躍が注目される両作家は、本フェアでも多くのお問い合わせをいただきました。両名の作品は、老若男女問わず惹きつけられるのが特徴的です。


PULSE NYにご来場いただいたお客様、誠にありがとうございました。

2010年2月25日木曜日

『東京画廊+BTAPカタログ・アーカイブ展』開催中です。

東京画廊+BTAPでは現在、『東京画廊+BTAPカタログ・アーカイブ展』を開催しております。



東京画廊は1950年に日本で初の現代美術画廊として銀座にオープンし、以来半世紀以上に渡って展覧会活動を行って参りました。本展は展覧会ごとに作成してきたカタログ資料を一挙に公開しており、ご来場いただいた皆様がご自由に閲覧できる空間となっております。

東京画廊は1958年に第一回斎藤義重展を開催以降、フォンタナ、ポロック、イヴクラインなど、欧米の現代美術家をいち早く日本に紹介し、また岡本太郎、白髪一雄、篠原有司男、高松次郎、吉原治良など、日本の現代美術を牽引してゆくことになる作家を取り上げてきました。その後も『もの派』の活動を精力的にサポートし国内外に紹介するなど、東京画廊は戦後日本美術の展開と重なるようにして、その歴史を歩んできました。

本展ではカタログを時系列に展示しています。弊廊の半世紀の歴史をカタログを通して知っていただき、また同時に、日本の戦後美術の流れを感じていただければ幸いです。 また展示されている一連のカタログは、デザイナーに杉浦康平、特別展には田中一光、横尾忠則を起用しており、各氏の若かりし頃の制作活動を垣間見られる、貴重な資料でもあります。



また、中央に設置された展示用テーブルでは、写真資料を一部公開しております。開廊当初の銀座の風景写真から第一回岡本太郎展のオープニング風景まで、当時の美術シーンを知ることのできる貴重なものです。



今年で60周年を迎える東京画廊+BTAPは、現在、本腰を入れて展覧会資料のアーカイブ化を進めております。本展会期中は画廊スタッフが展示スペースで資料整理を行いますが、来場者からの質問も随時受け付けておりますので、何かございましたらお気軽にスタッフまでお声かけ下さい。本展が美術関係者、学生など、あらゆるお客様との交流の場となることを願っております。