東京画廊+BTAPは今年も、有楽町国際フォーラムで開催されましたアートフェア東京2010に出展いたしました。今回は新たな試みとして、金田勝一の平面作品・立体作品のみを展示する、個展形式でブースを構成しました。
金田勝一はサメの彫刻で近年注目を浴びていますが、もともとは大学で絵画を専攻していた作家です。制作を始めた順番としては、平面が最初であり、ペインティングは同作家の創造活動の原点と言えます。
車のボディの光沢感に魅了されたと言う金田は、その物質感を追求すべく、キャンバスの下地としてFRPを使用します。さらに実際のF1車に使用されるデカールや、ウレタン塗料を塗布し、その材質を極限まで顕現させるのです。
120号の大作品を2点並べたブースは、メタリックな素材感が空間を支配していました。国内では通常、立体作品のみを展示するケースが多いのですが、今回は金田の制作のコンセプトを多くのお客様にお見せできる、貴重な機会となりました。
初日のオープニングには、作家本人に会場までお越しいただきました。
また、奥さまとお二人のお子さんにもご参加いただきました。
ご来場いただきましたお客様、どうもありがとうございました。金田勝一は2010年の10月に、弊廊にて個展を行う予定です。展覧会の日程が語りましたら、またこのブログにご紹介させていただきます。
0 件のコメント:
コメントを投稿