2010年3月11日木曜日

PULSE NY 2010に参加いたしました。

東京画廊+BTAPは、PULSE NY2010に出展いたしました。


今年は北川宏人、西澤千春、平良美樹、松浦浩之、宮澤男爵、山口理一、吉田茂規の作品を展示しております。


今回は初の出品となる若手作家、平良美樹の立体作品『雉になった娘』です。書道を専攻していた同作家は、麻の布に日本の昔話を書き、その布を用いて物語中の主人公を立体に立ち上げます。昔話という全世界共通の言語を通して制作された作品は、どの鑑賞者にとっても馴染み易い内容であり、夢中になって物語を読む方もいらっしゃいました。
また、同作家の小立体は、会期中絶大な人気を有していました。


右はもう一人の若手作家、宮澤男爵です。肉眼では確認できないほどの薄いドローイングにもかかわらず、あれよあれよという間に人々を寄せ付けます。弊廊は3月20日より宮澤男爵個展『宙吊り/in mid air』を開催いたしますので、銀座にお越しの際は是非お立ち寄りください。
そして左はメンディングテープを使うペインティング技法が特徴的な西澤千春です。日本の親父と女の子を無数に描き、混沌たる日本社会を皮肉を交えたユーモアで表します。欧米の方にとっては、迷彩服を着ている親父よりも鮮やかな色彩と細やかな描写が印象的だったようです。


そして写真作家の吉田茂規さんと山口理一さんです。ニューヨークで活動をなさっている吉田さんは、何度か会場に駆けつけてくださいました。写真という同じメディアを使って、全く違う世界観を提示する両作家の作品は、その対照性故にブース内でも引き立って見えました。



北川宏人さんのテラコッタ彫刻、そして松浦浩之さんのペインティング作品です。台湾で個展を開催するなど、その活躍が注目される両作家は、本フェアでも多くのお問い合わせをいただきました。両名の作品は、老若男女問わず惹きつけられるのが特徴的です。


PULSE NYにご来場いただいたお客様、誠にありがとうございました。

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