2010年2月25日木曜日

『東京画廊+BTAPカタログ・アーカイブ展』開催中です。

東京画廊+BTAPでは現在、『東京画廊+BTAPカタログ・アーカイブ展』を開催しております。



東京画廊は1950年に日本で初の現代美術画廊として銀座にオープンし、以来半世紀以上に渡って展覧会活動を行って参りました。本展は展覧会ごとに作成してきたカタログ資料を一挙に公開しており、ご来場いただいた皆様がご自由に閲覧できる空間となっております。

東京画廊は1958年に第一回斎藤義重展を開催以降、フォンタナ、ポロック、イヴクラインなど、欧米の現代美術家をいち早く日本に紹介し、また岡本太郎、白髪一雄、篠原有司男、高松次郎、吉原治良など、日本の現代美術を牽引してゆくことになる作家を取り上げてきました。その後も『もの派』の活動を精力的にサポートし国内外に紹介するなど、東京画廊は戦後日本美術の展開と重なるようにして、その歴史を歩んできました。

本展ではカタログを時系列に展示しています。弊廊の半世紀の歴史をカタログを通して知っていただき、また同時に、日本の戦後美術の流れを感じていただければ幸いです。 また展示されている一連のカタログは、デザイナーに杉浦康平、特別展には田中一光、横尾忠則を起用しており、各氏の若かりし頃の制作活動を垣間見られる、貴重な資料でもあります。



また、中央に設置された展示用テーブルでは、写真資料を一部公開しております。開廊当初の銀座の風景写真から第一回岡本太郎展のオープニング風景まで、当時の美術シーンを知ることのできる貴重なものです。



今年で60周年を迎える東京画廊+BTAPは、現在、本腰を入れて展覧会資料のアーカイブ化を進めております。本展会期中は画廊スタッフが展示スペースで資料整理を行いますが、来場者からの質問も随時受け付けておりますので、何かございましたらお気軽にスタッフまでお声かけ下さい。本展が美術関係者、学生など、あらゆるお客様との交流の場となることを願っております。

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