BTAP will be closed for China National Day holidays Oct.1(Sun)-Oct. 7(Thu).
BTAP将于10/1(日)~10/7(四)国庆节放假。

お休み明けは、引き続き10月31日(日)まで、JUNKO KOSHINO + GO YAYANAGI「越境/Genre Crossing」展を開催しております。
ただ、それが何百ページも続くと目が疲れてしまうということで、10年ごとにいくつかテーマを抽出し、テーマ別の特集ページをはさむ予定です。前半の内容はこのような感じを予定しております。
【1950年代】
・『第一回斎藤義重展』
【1960年代】
・1960年代の日本の現代美術
・ヨーロッパの現代美術
・『4人の作曲家展』
・長岡現代美術館賞
・『Tricks and Vision展(盗まれた眼)』
【1970年代】
・『ヒューマンドキュメンツ70』
・『特別展アジアシリーズ』
・『5つのヒンセク<白>韓国五人の作家展』
・もの派
いかがでしょうか。
80年代以降については、また改めて。
かなり大きなテーマばかりですが、東京画廊の過去の展覧会写真や過去に執筆していただいた論文が中心になる予定です。貴重な論文も再収録し、英訳も付ける予定です。読み物としても楽しんでいただけるものになるよう、また美術史の貴重な資料となれるよう、スタッフ一同がんばって準備していますので、カタログが完成した際には、ぜひお手に取ってご覧ください。12月4日の60周年記念展のオープニング当日には完成しているはずですので、どうぞよろしくお願いいたします。
吉田茂規さんは、2008年の個展で発表した「Identical Light」シリーズから6作品を展示しています。「写真は目に見えないものもとらえることができるのではないか」という発想から、光を撮っている作品です。光とは、実態のないものであり、何かに反射することによって始めて認識されるものですが、本シリーズでは、その光そのものが主役となります。活動の拠点としているNYでの毎日の生活の中で目にする建物や道に反射する、目には入ってくるが目に留まらない光を8x10のカメラで捉えています。作品の中の光が見る人の記憶に触れ、その人の心の中で何か形作ることを願いながら制作しています。シャッターを押す際は、ファインダーを覗いて撮るのではなく、胸のところに構えて撮影しています。作品に表れている優しい光は、ファインダーを通して見えたものを切り取っているのではないからこそかもしれません。
ベルリンを拠点に制作活動を続けているラハ・ラスティファードさん。今回は「I & …」シリーズから2作品を展示しています。作品では、作家自身と彼女が影響を受けている人物(主にイランやヨーロッパの女性文学者)が重なり合っています。女性であること、豊かな歴史と遺産を受け継ぐイラン人であること、ヨーロッパに住んでいること、イスラム教徒であること。。。グローバルな現代美術という手法を通して、自分自身について、そして自身のルーツを問いながら、作品を制作しています。イスラムの世界で発達したのは抽象的、装飾的な美術表現ですが、西洋的な女性の肖像画を思い起こさせるようなその画面の構成は、イランで生まれながらも西洋文化の中で生活することを選んだ作家さんそのものと言えるかもしれません。外から見るイランと内から見るイランの関係性は他の国とはかなり異なると思いますが、またそれが多くのニュースとして報道されているのだと思いますが、作家さん自身が持つ内(影響を受けた人物)と外(アーティストとしての自分自身)の関係性とリンクするような印象もあり、とても興味深い作品です。