東京画廊+BTAPは2011年5月14日から毎週土曜日、トーク&座談会企画として「立ち止まる。考える。~再生のときのアート」を開催いたします。
このたびの東日本大震災により被害を受けられた方々に、心よりお見舞い申し上げます。この驚異的な自然災害とそれに伴う原子力発電所の事故は、発生より一カ月以上経ったいまも私たちの生活を揺さぶっています。 震災発生直後から日本国内のみならず海外へも支援の輪が広がり、救援・募金活動、さらにそれらを目的としたチャリティ活動が幅広く展開されています。
アートの世界においても、イベントや展覧会の中止や延期、開催自粛などに見舞われる一方で、チャリティ・イベントやオークションの実施、ファンドや募金の呼びかけが盛んに行われています。 こうして、いま日本に住む誰もが、この危機に立ち向かうすべを模索しています。しかし、私たちが直面する問題はたんなる一時的な処置で解決されるものではありません。この大震災の復興には長期的な取り組みが求められるはずです。
いま私たちに求められているのは、このような事態に毅然と向き合い、一人ひとりが熟考し、基本的な生のあり方を見直すことではないでしょうか。 私たち東京画廊+BTAPは、あえて立ち止まり、考えてみようと思います。いまアートが何かをなし得るとすれば、それは何でしょうか。それはまず自己を振り返り、アートがその表現の力を使って何をやってきて何をやってこなかったのか、社会への貢献を真剣に考える必要があります。
このトーク&座談会企画では、東京画廊+BTAPが日ごろお世話になっている評論家、キュレーター、美術愛好家の方々や、ともに仕事をしているアーティスト、学生の皆さんとともに、一つのテーブルを囲んで、アートのみならずさまざまなテーマで、現状における私たちのあり方を語り合いたいと思います。座談会で論じられた内容は、記録し、ホームページ上で発信していく予定です。
参加はすべて無料・予約不要です。ぜひ、身近な方々をお誘いあわせのうえ、週末の午後、銀座へお運びいただき、語らいの輪にご参加くださいますようお願いいたします。
東京画廊+BTAP ディレクター、スタッフ一同
【実施概要】
タイトル:座談会「立ち止まる。考える。~再生のときのアート~」
2011年5月14日(土)|15:00 -17:00
■参加予定者
大西宏志氏(アーティスト、京都造形芸術大学情報デザイン学科准教授)
小崎哲哉氏(REALTOKYO』『REALKYOTO』 発行人兼編集長)
鎌田東二氏(京都大学こころの未来研究センター教授)
近藤高弘氏(陶芸家・アーティスト)
2011年5月21日(土)|15:00 -17:00
■参加予定者
倉澤治雄氏(日本テレビメディア戦略局主幹兼解説委員)
イーデン・コーキル氏(ジャパンタイムズ学芸部記者)
ジャクリーヌ・ベルント氏(京都精華大学マンガ学部教授・国際マンガ研究センター副センター長)
堀浩哉氏(アーティスト、多摩美術大学美術学部絵画学科教授)
2011年5月28日(土)|15:00 -17:00
■参加予定者
黒崎輝男氏(流石創造集団株式会社)
会場:東京画廊+BTAP|東京
0 件のコメント:
コメントを投稿