松浦浩之(1964年~)はもともとグラフィックデザイナーとして活躍していたアーティストで、1999年より「キャラクターデザイン」をテーマに、ポスター・パッケージ・スケートボードを組み合わせた作品を発表。以降、絵画・立体・マルチプルなど作品の形式を広げながら、国内外で作家活動を行っています。東京画廊+BTAP(東京)では2005年に個展『Super Acrylic Skin』を開催。今回は作家にとって中国本土での初の個展となりました。
主にペインティングの作品で国際的な注目を集めてきた松浦ですが、今回は新たな試みとして、キャンバスからLEDライトボックスへと支持体を代えて、作品を制作。天井高のある大きなスペースを最大限利用した、巨大なインスタレーションを展開しました。
展覧会会場は3つの展示室で構成され、一つ目はサイズ2メートルのライトボックスを4点展示。
部屋中央には、新作「Windy Bunny Porcelain― the animals put the fur of the beast and hide themselves…-」を設置。本物の毛皮を使用している本作品は、思わず触りたくなるフワフワ感で、実際にバニーを持ちあげてしまう来場者も少なくありません。
また、2つ目の部屋では、Monkey Ballというボールを使ったインスタレーション作品を制作。天井からボールが無数に吊り下げられ、また床にもお猿の顔が多く転がっています。子供から大人まで、ボールを蹴ったり、尻尾を触ったりして遊ぶ光景が見られます。
同展は来年の1月31日まで開催しております。北京にお越しの際は是非お立ち寄りください。
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