10月末のこの時期は、ルーブル美術館とグランパレで国内最大のアートフェアFIACが開催されるなど、パリではアート関連のイベントが目白押しです。市内のあらゆる会場でアートフェアが行われ、多くの地元来場者で町全体が賑わいます。東京画廊+BTAPが今回参加したフェアは、今年新しく立ち上げられたFIACのサテライトフェアで、パリの中心地にある商品取引所を会場に行われました。
VIPオープニングには多くのお客様が殺到し、会場は始終満員。地元住民の方も多く、美術館に来るような感覚で、作品鑑賞を楽しむ方が目立ちました。
今回のフェアで誰よりも注目を集めたのが、宮澤男爵さんのドローイングです。非常に薄く繊細に描かれたこの泡粒のドローイングに、パリの来場者たちは食いついて見入っていました。遠くからは肉眼で見え難いドローイングなのですが、パリ在住の人々はそれを敏感に嗅ぎつけて、ぐんぐん作品に近づいていくのでした。
また金田勝一さんの彫刻作品は老若男女問わず人気が高く、同フェアの事務局により“Most Impressive Artist”としてノミネートされました。惜しくも受賞は叶いませんでしたが、地元のテレビ局が作品の取材に来るなど、最終日まで多くの人を強く惹きつけていました。
ご来場いただきましたお客様、誠にありがとうございました。
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