現在、国立新美術館にて開催中の展覧会『DOMANI・明日展―未来をになう芸術家たち』に、吉田暁子が出展しています。
文化庁主催の本展は、「新進芸術家海外研修制度」で海外に派遣された若手芸術家の、成果発表の場として、平成9年度より開催されています。吉田は同制度を利用して、2005-6年の間アメリカに1年間滞在し、ニューヨークで個展を開くなど、精力的な製作活動を行いました。
本展は、各作家に国立新美術館の大きな一展示スペースを与えられます。天井高8メートル、そして幅8メートル奥行き8メートルほどの空間を使って、吉田は巨大なインスタレーション作品を展開しました。『天に継ぐ_木蓮』、『地へ継ぐ_枝垂れ梅』、『空を継ぐ_楓』、『人の継ぐ』 の4つの立体作品を設置し、また和紙と糸を立体的に張り巡らすことで、絵画的空間を私たちの前に現出させます。
また2001年の作品、『視遠離(みどり)』『睹離(とり)』『矢間名離(やまなり)』を合わせて展示。50枚近い小作品が壁全体を覆います。今回の作品は非常に大掛かりで、小型クレーンなどを使いながら、連日設置作業が行われました。お手伝いいただいたボランティアの皆様、及びご協力いただいた関係者の皆様、誠にありがとうございました。
同展は2010年1月24日(日)まで開催しております。また会期中の1月10日(日)午後14時より、作家によるギャラリートークが開催される予定です。お時間ございましたら、是非お立ち寄りくださいませ。
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