2009年3月24日火曜日

上野の森美術館で開催されているVOCA展に、渡邊陽平が出品しています。

現在、渡邊陽平上野の森美術館で開催されている「VOCA展2009」に出品しています。VOCA展とは1994年以来毎年開催されている展覧会で、全国の美術館学芸員、ジャーナリスト、研究者が推薦した若手作家の新作を多数展示しています。






同展はカメラ撮影ができないため、展示会場の風景写真などはご用意できませんでした。しかし、会場で渡邊の作品に一目惚れされた方のために、2点ほど作品を紹介したいと思います。VOCA展で展示されていた「坂 [3]」には3連作であり、「坂 [1]」、「坂 [2]」という作品もございますので、以下ご紹介します。






こちらが「坂 [1]」です。本作の設置方法は特異で、少し傾けた状態で壁に掛けます。また作品が結構な大画面であることから、斜めにすると坂の勾配がますます強調されているような印象を受けるのです。





こちらが「坂[2]」です。画面を支配する白の空間は、渡邊作品の大きな特徴です。白い部分は、油絵具を丁寧に磨きこんだ独特な質感に仕上がっています。この白の表現が、描かれたイメージをより際立たせ、それらの存在を確かなものにすると同時に、それを配する色彩が鮮やかな発色を見せます。
まだ展覧会に行かれていないお客様で、[1]と[2]を見て「[3]が気になる!」という方は、ぜひVOCA展2009へ足をお運びください。同展は3月30日(月)まで開催されております。

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